タイムカプセル社で印象に残ったフレーズ 2 つ

新作読んだ.喜多川泰の本の世界観,うまく言葉にできないけど毎回ホント好き.

株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者

株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者

世間からの風当たりが強いと感じた時に,怖くなって,萎縮してしまって,縮こまって,どこかに隠れたくなるのは,人間だから当然だと思う.だけど,向かい風が強ければ強いほど,翼を広げれば空に飛び立てるんだ.だから勇気をもって翼を広げてみなよ.怖がることはない.経験したことがないほど強い向かい風は,今いる場所から一気に飛べって合図だ.ほら翼を広げてごらんよ,空姉.今までは追い風だった.でも追い風では翼があっても空は飛べないんだよ.これはピンチじゃない.絶対にチャンスの風だ.

そしたら,先生が言ったんです.「生まれてきたときよりも,いい社会にして死にたいからだ」って.キザな台詞だったんですけど,僕はかっこいいと思ったんです.小学校のときから,学校の先生は,遠足に行くたびに「来たときよりも美しく」って言って,遠足で使った場所を子どもたちに掃除させるんです.