前回の記事で書いたintempoとは別に,matanai2というデバイスもMashup Awards 10に出した.
matanai2は,去年のMashup Awards 9で出したマタナイの続編.マタナイは,お店に設置したBeaconが,店内のお客さんのスマホのBluetoothを通して人数をカウントし,混雑状況を予測するものだったが,お客さんにアプリを入れてもらったりBluetoothをonにしてもらったりと,実際に利用してもらうにあたっては敷居が高く,現実的なアプローチではなかった.
そこでmatanai2では,CO2濃度を用いるという,ちょっと変わった切り口で混雑度を推定するアプローチをおこなった.人の呼吸がセンサーなのでお店にデバイスを設置するだけでOKで,導入への敷居が大きく下がった.また,Bluetoothと違ってスマホが必要ないので,お年寄りのようなスマホを持っていない人が多いようなエリアでも混雑度を推定することができる.
CO2センサーは日本でも売っているが高そうだったので,以下のサイトから海外輸入した.センサー$85+送料$52で合計$137.賞金取れると信じて先行投資した笑
CO2 Meter - CO2 Sensor for OEM Applications. Quantity Pricing. - CO2 Sensor by Senseair
そしてオンライン審査で2nd Stageに通過.去年マタナイが2nd Stageに通過した時は大喜びしたのに,今年はそこまでだった気がする.慣れっておそろしい…
修論発表以来のプレゼンでめちゃめちゃ緊張してたけど,前日に何回か発表練習したので無難にこなすことができた.
beaconとアプリだったのがデバイスに進化…すごい #MA10
— どくぴー@クソメガネ (@e10dokup) November 8, 2014
CO2濃度から混雑度がちゃんと計算できるならすごいな。論文も書けそう。 #MA10
— 湯村 翼@7/18〜NT金沢 (@yumu19) November 8, 2014
matanai2よく考えられてる。ツッコミが入りそうなところが既に対策がとられてるのがよいね。いろいろ応用ききそう #ma10
— Kansuke (@nakansuke) November 8, 2014
matanai2 サービスのコンセプト面白い。プレゼンのクオリティも高かった♪ #MA10 pic.twitter.com/fhdsY7PmNg
— hawk✡ (@garakuc) November 8, 2014
Finalには進めなかったけど,2つのAPIを利用しており,その両方の企業から賞をいただいた(合計13万).CO2センサーの先行投資の分は無事回収できてよかった.
また,O2O事業をおこなっている企業に興味を持っていただけたようで,来週役員とお話させていただくことになった.(がくぶるしてる)
Mashup Awardsは去年に引き続き2回目の参加だが,去年と比べると少しは自分が成長しているように感じた.アイデア面に関してはまだまだ未熟だが,何がおもしろくて何がおもしろくないかを見分けられる目はついたように思う.
また,Final Stageを見ていても,ハードがかなりのウェイトを占めていた.Webだけの閉じた世界は飽和してきている感があるので,ハードの知識をもっと増やしてリアルの世界に持ち込めるようなものを創りたい(って去年のブログにも同じこと書いてた笑).そろそろ本当にハードの勉強を後回しにできないフェーズに世の中がなってきている気がする.
あと驚いたのが,12歳の子が部門賞を取っていたこと.U-18部門という高校生以下から選出される賞があるからそれかなと思っていたら,それとは全く別にOpen Web App部門で選出されていた.12歳の口からenchant.jsとかいう言葉が出ておじさんびっくりしすぎて鼻水出た.こんな子が出てくる時代になったのか…