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【2016.7.9-14】Hypertext2016@Halifax

カナダのハリファックスで開催された Hypertext2016 で学生時代の研究発表してきた.

Hypertext は 1987 年から開催されている,由緒ある国際会議.かつては名前の通り Hypermedia に関する研究がメインターゲットの会議だったが,最近は時代を反映して Socialmedia に関する研究も多く発表されている.

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自分は Classification of Twitter Accounts into Targeting Accounts and Non-Targeting Accounts というタイトルで,Socialmedia Analysis のセッションで発表した.初日ということもあり聴衆は結構多かった.発表は無事に終えたものの,質疑応答はネイティブの英語全然何言ってるか分からなくて何度も聞き直してしまった.英語本当に勉強せな… (n 回目)

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ハリファックスはカナダの東端で,日本とはちょうど真反対.時差も 12 時間でいつもより時差ボケしんどかった.気温はあたたかく,半袖で外に出れる感じ.小さい街で特に何があるわけでもなかったが,自然はかなり豊かだった.港町でシーフードがおいしかった.

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カナダでは日本に先立ち Pokémon GO が配信開始されてて,やりながら歩いてる人いっぱいいた.30 匹くらい捕まえて,レベルも結構あがった.中毒性高くてやばい.

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行きはニューヨーク経由で,少し時間があったので観光した.ウォールストリートやタイムズスクエアなど,映画でよく見るようなとこは 1 通りまわった.ワールドトレードセンターは新しいタワーが完成しており,めっちゃ高かった.テロで爆破された 2 つのタワーの跡地は滝になっており (下の写真),亡くなった人の名前が周囲に刻まれていた.

また,ニューヨークは東京なみに地下鉄が張り巡らされていて,どこへ行くにも困らない感じだった.切符買う際,クレジットカード入れて PIN 入力しても買えなくて戸惑ってたら,よく見ると "Please enter your ZIP CODE" って書かれてて,何で郵便番号やねん!って思いながら練馬のアパートの郵便番号入力したら買えた.

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日本からニューヨークまでは ANA だった.esta 登録し忘れていて超ギリギリで飛び乗った.ANA の国際線初めてだったが,ごはん美味しいし,なぜかプレミアムエコノミーになって座席も広かったし最高だった.映画のラインナップも豊富で,ズートピアとコナンと僕だけがいない街の 3 本観た.ニューヨークからハリファックスのフライト (ユナイテッド) はめちゃめちゃ遅れて,ホテルに着いたの次の日の朝 4:30 くらいだった.帰りはボストンとシカゴ経由で日本へ.ボストンまでは先生 (大学院の時の指導教官) も同じフライトの予定だったが,乗り遅れたみたいでいなかった.

斬新なアイデアを生み出すための,デザインパターンとアンチパターン

これまでのサービス開発の経験から,アイデア考案にも設計と同じくデザインパターンがあるように思うので,アンチパターンとともに事例を含めてまとめてみた.

デザインパターン

① 「A で B する」を逆にする

世にあるサービスの「A で B する」の A と B を入れ替えてみる,すなわち目的を手段化してみると,面白いアイデアが生まれることがある.
Twinkrun, Peta Peta - 「スマホでゲームする」→「ゲームでスマホを使う」
スマホを身に付けておこなう鬼ごっこ.世に溢れているスマホゲームとは逆で,従来のアウトドアゲームにスマホを持ち込んでいる.「スマホは画面を見るもの」というステレオタイプにとらわれない発想がよい.
INTEMPO - 「歩くテンポで音楽が流れる」→「流れる音楽のテンポで歩く」
歩くテンポや走るテンポに合わせて音楽が流れるアプリは世に多くあるが,それを逆転させることで,音楽のテンポに人間の方が合わせるという従来にない体験を追求した作品.

② n-click を 1-click, 1-click を 0-click にする

普段の生活で,めんどくさいなと思うことに遭遇する度に,それを 1-click にできないか,さらには 0-click にできないかを考えてみる.「n-click を 1-click にするとビジネスになる.1-click を 0-click にすると革命になる」という言葉もあり,freeesmartHR などの業績を伸ばしているベンチャーは,まさにこの言葉を体現している.技術によってものごとをシンプルにできることはまだまだ数多く存在すると思う.
1Click飲み - 居酒屋予約を 1-click
近くのおいしいお店電話して,断られたらまた次の店に電話して…っていう面倒な作業を,全て 1-click でやってくれる.
LastTrain - 終電検索を 0-click
現在地から自宅までの終電の時間を,0-click で知ることができる.現在地の最寄り駅は GPS で自動で取得できるし,自宅の最寄り駅も毎回入力する必要ないし,終電に特化したアプリなのでもはや「終電」ボタンをタップする必要もない,という発想の方向性.
Zero Click - ピザの注文を 0-click
ドミノピザの,アプリを起動するだけでピザを注文することができる.アグレッシブなアイデアだが,時代の流れを考えると真っ当な方向性だと思う.というか Amazon なんか注文ボタンが押される前に商品を家の近くまで届けようとしてたりするので,そんなチャレンジングでもない気すらしてくる.

③ 最新技術や興味深い技術をサービスに落としこむ

最新技術やまだ世で普及していない技術を使って何かできないか考えると,斬新なアイデアが生まれることが多い.新しい技術というものは,従来できなかった何かを可能にしているはずなので,その特徴をうまく活かしてサービスに組み込めないか考えてみる.
Zeetle - データの送受信に「音」を利用
データの送受信に BluetoothQR コードではなく,音を利用することで,従来よりも簡単に,かつ精度を落とさずに送受信ができる.
matanai2 - 混雑度推定に CO2 濃度を利用
混雑度推定には Beacon がやカメラが用いられるケースが多いが,CO2 濃度を用いるという,世に前例がないようなアプローチにチャレンジしたプロダクト.

アンチパターン

① 課題ベースで考える

よくやる方法であり,かつ大衆的に歓迎されているが,個人的にはアンチパターンだと思っている.自分たちがうんうん考えて思いつくような課題って,すでに誰かも思いついていて何かしらのアプローチを取っているものがほとんどで,自分が世界で 1 番目に発見したってことはまずない.また,「●● を解決するために ◯◯ といったサービスを作る」といったボトムアップなアプローチでは,どうしてもありきたりなアイデアに帰着しがちである.自分がよくやる方法はこの逆で,あてもなく iPhone を振り回したりとかして,「今のモーションって ●● に応用できるのではないか」といったアプローチ.

ドメインを絞り込む

「●● を利用したアプリコンテスト」のようなものは毎週のようにおこなわれており,探せばいっぱい出てくる.しかし,そのようなものから出てきたアイデアはたいてい視野が狭くなりがちだし,さらにそれがハードウェア (例えば Ring や J!NS MEME などのデバイス) だと,それが普及しないことにはいくら面白いアイデアを考えても誰にも作ってもらえないといったことになってしまうので,あまりおすすめできない.ドメインがかなり限定されたコンテストは,メリットがあるのは主に主催者であると思った方がよい.
Web API に関しては上記のような問題は起こりにくいが,発想の方向としては,API を用いて何かできないかを考えるよりも,いったん何もなしにアイデアを考えて,それにうまく API を組み込めないかを考えた方が,何にも縛られない柔軟なアイデアが出やすいように思う.

おすすめ本

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

  • 作者: ゴールデン・クリシュナ,武舎るみ,武舎広幸
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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サイレント・ニーズ――ありふれた日常に潜む巨大なビジネスチャンスを探る

サイレント・ニーズ――ありふれた日常に潜む巨大なビジネスチャンスを探る

スマホを胸にはさんでカップ数を測るアプリ ChiChi で,Apple の審査とバトルした

満を持して 12 月に LP 公開したものの,Apple の審査に通りそうにないので,ここに記録しておこうと思う.

開発経緯

ある日,いつもアプリ一緒に作っているメンバーで飲んでいた時に,何を思ったのか「スマホはさんで胸のサイズ測れたらいいよね」とふと口にしてしまい,このプロジェクトは (不幸にも) 始まった.

メンバーは「またバカなこと言ってる」くらいな感じだったが,自分は「これはスマホの新たな使い方に違いない!」と謎にモチベーション高く,無理やり巻き込んでしまう.

仕組みを考案し,1 ヶ月程度で実装.チューニングを重ねた上で,申請に出した.天才デザイナーもえちゃんのおかげで 1 日で LP が完成してしまったため,リリースに先立って 12 月に LP を公開したところものすごく反響があった.ちなみに測定時の音声ももえちゃんが作ってくれた.以下の音声は A カップ.F カップまである.

LP の写真はグラビアアイドルの 星野めい さんに依頼し,撮影させていただいた.この時は,これから待ち構えている試練について知る由もなかった…

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申請 1 回目

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申請後 1 週間くらいしてレビューが始まり,あっけなくリジェクト.理由は以下の 3 つ.

2.14 - Apps that are intended to provide trick or fake functionality that are not clearly marked as such will be rejected
16.1 - Apps that present excessively objectionable or crude content will be rejected
22.2 - Apps that contain false, fraudulent or misleading representations or use names or icons similar to other Apps will be rejected

1 つ目は,このアプリは人をだまそうとしてますね,という内容.いやいや,テスターまで募集してちゃんとテストしたんや…(꒦ິ⌑꒦ີ)
2 つ目は,「この機能はネタアプリで,胸のサイズを測る機能はありません」って書きなさいという内容.ヘルスケアカテゴリで申請したのに完全にネタアプリ扱い.
3 つ目は,アプリ内に不適切な表現がありますという内容.さすがにアイコンとか直接的すぎたか… 反省.

申請 2 回目

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前回のレビューをうけ,胸を想起させるイラストをアプリ内からなくし,かつ紹介文にも「ネタアプリです」と言われるがままに記述.
また 1 週間くらいしてレビューが始まり,当然のようにリジェクト.

2.14 - Apps that are intended to provide trick or fake functionality that are not clearly marked as such will be rejected
16.1 - Apps that present excessively objectionable or crude content will be rejected
22.2 - Apps that contain false, fraudulent or misleading representations or use names or icons similar to other Apps will be rejected

コメント全く変わってないやん!! 細かいコメントまで全く同じで,もはや修正した部分を見てくれてさえもいない… くそう(꒦ິ⌑꒦ີ)

しかしモチベーションは未だ高く,全くめげもせずに 3 度目の申請の準備に取りかかる.

申請 3 回目

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3 回目は「胸にはさんでカップ数を測るアプリ」ではなく,「画面にふれた面積のサイズに応じて,A~F を通知するアプリ」として申請.アプリ自体に胸を想起させる表現がなくても,LP から誘導すれば真の使い方分かるし,問題ないだろうという判断.「むねにはさんでください」を「画面にふれてください」に,「A カップです」を「A です」にし,もうアプリ内に胸の面影もなく,さすがに今回は通るだろうと思いレビューを待つ.

すると今回はリジェクトにならず,かわりに Apple から以下の連絡が.

Hello Hikaru,

My name is Vivienne and I’m writing on behalf of the App Review Team at Apple.
I'm writing to let you know that I tried to reach you at 8190******** to discuss your app, but have been unsuccessful.

Please provide a telephone number and time that you can be reached at so that we may attempt to contact you again.
Once I receive your phone number, I will contact you at my next available opportunity.
While I may not be able to call you immediately upon receipt of your email, I will get back to you as quickly as I can.

Best regards,

電話するから番号とかけていい時間教えろって書いてある.なんだなんだ… というか直前に 2 回くらいアメリカから電話かかってきててスルーしてたけど,Apple だったのか…

電話番号と受けれる時間を伝えると,約束通り翌日の朝に電話が.英語でかかってくると思いビクビクして待っていたが,「コンニチハ,ビビアンデス〜」みたいな感じで 日本語かい!ってなった.電話は以下のような感じ.

ビビアン「ChiChi に関してですけど,胸を想起させるようなアプリは審査通せないんですよね」

僕「今申請しているものは胸を想起させるような表現ないですよね?」

ビビアン「いやいや,アプリ名も ChiChi だし画像もピンクだし,こんなのダメですから」

僕「(くそっ,日本人じゃないのに ChiChi の意味が分かるのか…) じゃあどう修正したら審査通りますか?」

ビビアン「コンセプトから考えなおして下さい.じゃ,いったんリジェクトしときますね.」

もはや身も蓋もないことを言われ,リジェクト.ここまでくるともう何してもダメだ…

ということでリリースを諦めかけています.協力して下さった方,すみません.個人的に興味を持っていただけた方には DeployGate などで配布しようと思います.

Hack Day 2016 で優勝した

2/13, 14 に開催された Hack Day 2016 で優勝した.
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作ったのは グルメスパイ という,スマホを料理にサッとかざすだけで,いいタイミングで写真を撮って美味しそうに加工してくれるアプリ.スマホが動き始めた瞬間を加速度センサーで検知し,次に写真を撮るタイミングを画像認識・ジャイロによるスマホの傾き検知・超音波による物体との距離検知などにより決定.そしてその画像のサイズ・位置・角度・トーンカーブなどを調整し,料理に応じたフィルターをかけた後に Twitter に投稿する.

時代を反映して IoT のプロダクトばかりであり,受賞作品もグルメスパイ以外全てハードウェア絡みの作品だった.その中で,アプリだけのプロダクトで優勝することができたことで,まだまだアプリにもできることが沢山あるということを示せたように思う.自分は IoT ブームに懐疑的なので,この大きな流れへのアンチテーゼの意味を込めて,今後もアプリを開発し続けたいと思う.

これまで,受賞したり 2 位とかなったりすることは多かったものの,1 位になったことはほとんどなかったから素直にうれしい.賞品はシリコンバレーツアー (総額 200 万円) だが,さすがに時間とれないので,泣く泣く譲渡することになりそう.(2 位の無重力体験がよかった…) そして,このようなイベントに出るのは久々だったので,何よりも 2 日間楽しかった.ただ体力の衰えはかなり感じた.

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めざましテレビでも取り上げられた.
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Hack Day 内で,篠崎愛と VR で一緒の部屋で過ごせるみたいなイベントやっていて,体験したらめちゃめちゃすごかった.VR に未来感じた.

2015 年を振り返って

あっという間に今年も年末になってしまったので,振り返ってみる.今年は特に 1 年過ぎるのがはやかった気がして,歳を感じる…

近況と振り返り

新卒入社した会社を先月やめた.1 年 8 ヶ月くらい.入社時は 2 年くらいかなと思っていたので,ちょっと早いくらい.そして今月 FinTech の会社を立ち上げた.年明けから本格的に始動するので,日本の FinTech を代表する会社になるように頑張っていきたい.

Web 業界にいて感覚が麻痺しているが,他の業界をちょっと見てみると,テクノロジーがまだまだ発展途上であることを痛感する.そして,特に大人の事情などでテクノロジーが導入されるべきところにされていない業界に FinTech,EdTech,MediTech と呼ばれるような ●● Tech 系ベンチャーが出てきている印象を持っている.Web 業界はテクノロジーが成熟してきているように最近感じており,今後は Web が手段となって他の業界を進展させていくフェーズになっていくはずなので,Web 業界でのこれまでの経験は可能性を大きく広げてくれたと思う.

また,今年は 4 月にスペイン,8 月にオーストラリア,9 月にドバイと,3 回も海外に行けて満足.国内も,北海道や福井に行ったり 2 回京都に行けたりして楽しかった.

あと毎回挫折している英語も,ようやくそこそこ話せるようになってきた.TOEIC も 800 はいったので,来年は 900 いけるように継続して頑張りたい.

今年作ったもの

INTEMPO

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去年の Mashup Awards の受賞作品だが,ようやく 10 月にリリースすることができた.リリースすると多方面からフィードバックがきて学びにも励みにもなるので,今後もどんどん世に出していきたいと思った.

Chariiiiing

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今年作った唯一のハードウェア作品.家CON-2015 というコンテストに出してビジネス部門賞で 20 万とった.ちなみに IoT マイブームは去ってしまった.ハードの性質からしてどうしてもプロトタイプ止まりになってしまいがちで,世に出すハードルも非常に高くコスパが悪いので,今後自分ではハード作ることはあまりない気する…

PASS

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LOD を使ったアプリを個人で作った.Linked Open Data Challenge 2015 に出している.

CliMix

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Music Hack Day でトリプル受賞し,Mashup Awards でも優秀賞 30 万をとった作品.

Attention

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これも Mashup Awards に出し,テーマ賞をとった.

ChiChi

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リリースに先立って LP を先日公開したら,思いの外バズって,あらゆるメディアに取り上げられた.海外メディアも 10 ヶ国くらい.

今年読んだ本

数えてみたら今年 70 冊くらい読んでたので,1 ヶ月 6 冊くらい? 家が練馬なので通勤にはそこそこ時間がかかるが,必然的に本を読む時間ができるので逆にいいように思う.

よかった本ベスト 5 冊

ユーグレナ創業から現在に至るまでが綴られている.ユーグレナはよく取り上げられているので知っていたが,ここにくるまでの苦労がものすごく伝わってきて,一気に読み終えてしまった.まだ世界で誰も成功させたことがないミドリムシの培養に成功し,さらにそれをビジネスとしても成功させている.テクノロジー系スタートアップってかっこいい.さらに,発展途上国での貧困問題や,地球規模で深刻化しているエネルギー問題から世界を救いたいというモチベーションからスタートしているところに何より尊敬した.
LOVE理論

LOVE理論

めちゃめちゃ面白かった.水野さん,夢をかなえるゾウみたいな本だけでなくこんな面白い本も書けて,文才ありすぎや…
2100年の科学ライフ

2100年の科学ライフ

理論物理学者である筆者が,近未来 (~2030年) / 世紀の半ば (2030~2070 年) / 遠い未来 (2070~2100 年) に,科学によって世界がそれぞれどのようになっているかを予測した本.かなりボリュームがあったが,おもしろくて最後まで飽きずに読めた.どれくらい的中するのだろうか… アイデアの種がちりばめられていたように思う.
少女は卒業しない

少女は卒業しない

「何者」や「桐島,部活やめるってよ」もそうだったが,朝井リョウの本は現代の若者に対するリアルで鋭い描写が多くて好き.
海の翼 (新人物文庫)

海の翼 (新人物文庫)

イラク戦争の時に日本人を救護してくれた話と,その背景にある,トルコ船エルトゥールル号の遭難を日本人が助けた話.日本人は知らない人も多いが,トルコでは日本人には恩返ししないといけないと小学校で教え込まれるらしい.とても感動して泣いてしまった.トルコが親日と言われている理由も分かったし,トルコのことが好きになった.